【実態】システムエンジニアは本当に忙しいの?現役のSEが語るIT業界の実態

忙しい人 IT・SEの仕事

はじめに

忙しい人

システムエンジニアって「常に忙しい」とか「残業が多い」ってよく聞くけど本当なのかな?

こう思っている人結構いるんじゃないでしょうか?

今回は新卒から4年ほどシステムエンジニアとして働いている私筆者が自分の実体験を踏まえてこの疑問についてお答えしていきたいと思います。

 

これからシステムエンジニアを目指そうとしている学生さんや、転職を考えている社会人の方はこの記事を見ればこのシステムエンジニア業界に対する疑問が晴れると思います。

 

3~4分ほどで読み終わる内容ですので、よければ最後までお付き合いください。

システムエンジニアは本当に忙しいのか

はい、ではいきなり核心に触れます。

みず氏
みず氏

忙しい時期とそうでない時期に波があって、勤務先の現場によっても変わってくるのだ!

そんなこと言ったらどんな業界も当てはまるだろ!

まぁこれでは納得できませんよね。

 

でも実はよく考えてみると、
システムエンジニアとは関係ない業界でも「月末は締めがあるから忙しくなる」とか「長い連休があるからお客さんが増えて忙しい」とか、はたまた「うちの取引先は細かくて注文が多いから大変」なんて話はよく聞きますよね?

 

つまり私が言ったことって裏を返すとシステムエンジニアもほかの業界とそんなに実態は変わらないということです。

ただ感覚論だけでは信憑性に欠けますよね。
続いては具体的な数字を出してご説明します。

具体的にはどれくらい忙しいのか

こちらは大手転職サイト DODAが発表した業種別残業時間・年間休日のランキングです。

残業時間 年間休日数 業種
小分類
業種
大分類
少ない順 時間 多い順 日数
1位 12.3 67位 112.4 スポーツ/ヘルス関連施設 サービス
2位 12.4 37位 120.4 薬局 メディカル
3位 12.8 12位 128.5 クレジット/信販 金融
4位 13.2 69位 111.8 病院 メディカル
5位 13.8 75位 108.2 専門店/小売店 小売/外食
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
40位 21.6 48位 118.8 ITコンサルティング IT
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
76位 35.8 45位 119.1 建物管理/安全作業 サービス
77位 36.3 80位 95.8 コンビニエンスストア 小売/外食
78位 36.5 15位 125.6 EC/ポータル/ASP IT
79位 40.9 40位 120.0 新聞 メディア
80位 49.1 49位 118.7 広告 メディア

元ページはこちら

どうですか?ランキングで言うとぴったり真ん中の40位。時間数で言うと「21.6時間」です。
(※システムエンジニアの職種は広義的な部分があるので、今回は私筆者の業種が該当するITコンサルティングを例に挙げています。)

 

1か月は20営業日(ひと月の日数の内、出社する日数)として数えるのが一般的なので、均等にすれば1営業日あたり1時間ほどでしょうか。

 

この時間数が多い or 少ないと感じるかどうかは個人の感覚なのでここでは言及はしませんが、

ほかの業種と比べてみた数字だけで言えば決して多くはないと言えると思います。

 

実際に私の月ごとの平均残業時間も大体同じくらいの数字です。

加えて説明しておくと上記では1営業日あたり1時間と言いましたが、このシステムエンジニア業界の忙しさには波があるので

×:1営業日1時間で毎月20時間ほど残業しなければいけない

○:忙しい月は30時間ほど残業して、そうでない月はほぼ毎日定時で退勤できる

というような勤務体系になることがほとんどです。

システムエンジニアが忙しいと言われている理由

じゃあシステムエンジニアの仕事は忙しいっていうのは嘘なの?

みず氏
みず氏

ややこしいけど忙しいと言われているのが嘘ってわけでもないんだ。

 

実は忙しいと言われているのはIT企業にありがちな業務形態が原因であることが多いんだ。

ここではこの理由について説明するよ。

多重下請け構造

これはシステムエンジニア業界の内、客先常駐型と言われる勤務体系を取っている企業にありがちです。

客先常駐型の勤務体系についてはこちらのサイトが詳しい説明をしているのでよかったら覗いてみてください。

 

システム開発の仕事は建設業界とよく似ていて、大口のシステム開発案件を大手IT企業が受注し、開発するシステムの機能や条件などを顧客と煮詰めます。その後に、設計、プログラミング、試験、納品といった流れでシステム開発を行います。

 

しかしこの設計~納品までの作業に対して大手IT企業が手を動かすことはあまりなく、実際にはこの大手IT企業と契約をしている下請け(2次受け会社)、孫請け(3次受け会社)・・・のようにより単価の安い下請けの企業に作業を移管します。

 

こういった形態であることからより下にいる会社に勤務している人が多忙になることが多いです。

顧客先から急な仕様変更のお願いが入る

システムエンジニアと取引しているクライアント(顧客)はITの知識に疎い人が多いのでシステム開発がどれくらい大変なのかをかわっていないことが多いです。

またビジネスの環境は常に変化するのでその時々で、必要となる機能が増えたり変わったりします。

 

そのため、納期の間際にクライアントから「この○○の機能を追加してほしい」「この△△機能はやっぱり××のような仕様にしてほしい」などの無理な要望が入ることが多々あります

しかし、だからと言って納期が延期されることはあまりないため、結果として残された短い期間で残業や休日出勤を強いられることになってしまいます。

納期が厳しい

同じことを繰り返しますが、システムエンジニアのクライアントはITの知識に疎い人が多いのでシステム開発がどれくらい大変なのかをかわっていないことが多いです。

 

そのため、「○○の機能を実装するにはこれくらいの時間がかかります」とエンジニアが説明しても、なぜそんなにかかるのかと納得してもらえず、短い納期でシステム開発をしなければいけないケースが多々あります。

 

結果として残業や休日出勤が増え、場合によっては開発したシステムの品質に問題があり、バグの修正対応などで更に激務になるという結末を迎えることも珍しくありません。

まとめ

最後にまとめとしてお伝えしたいことは二つ。

①システムエンジニアは必ずしも激務であるわけではなく、業界ごとの平均で見てもそこまで忙しくはない。

②激務に追われている人や会社には共通的な原因・理由がある。

以上になります。

システムエンジニア業界への就職・転職を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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