
IT業界とかSEの仕事ってちゃんと土日に休めるのかな?
休日出勤も多いって噂も聞くしやっぱり休みも少ないのかな?

確かにIT業界はいつも忙しくて休みが少ないって話を聞くね。
IT業界は業務内容や職場によって休み方や年間休日数も大きく変わってくるんだ。
IT業界はいつも忙しくて休みも中々取れない・・なんて話を聞くことがあると思います。
IT業界に興味があって就職や転職を考えている方も、自分がいつ どれくらい休日をもらえるのかは気になるところですよね。
この疑問について、新卒から4年ほどシステムエンジニア(SE)としてIT業界で仕事をしてきた私がお答えしていきたいと思います。
この記事を最後まで読めば、IT業界はどれくらい休みがもらえるのか、休日に関する実態を知ることができますよ。
そもそもIT業界の休みはいつ?
基本的には土日休み
ひとえにIT業界と言っても、細かく分けると「Webデザイナー・ITコンサルタント・システムエンジニア」など、様々な職種がありますが基本的には土日を休みとする完全週休2日制を取る会社が多いです。
この他に祝日も休みをもらえるので、基本的にはカレンダー通りに休めると思っていただいて良いでしょう。
IT業界のお客さん(契約をしてる取引先)は基本的には企業です。飲食などのサービス業などのお客さんとは違って、個人を相手にしているわけではないので土日休みであることが多いのです。
今回は一番イメージのしやすいシステムエンジニアについてお話しをしていますが、この休みについてはどの職種も大きくは変わりません。
年間の休日数はどれくらい?
IT業界の平均的な年間休日数は114~122日と言われています。優良な会社は大体120日を超えることが多いです。
私も今の会社に入社してからずっと、年間120~123日辺りの休日数はもらえています。
お盆や夏休みはあるの?
職種によりけりなところはありますが、基本的にお盆・夏休みはあります。
この辺りについては以下の記事で詳しくお話ししているので、よかったら合わせてご覧ください。

土日出勤になることはないの?
もちろん例外もある
もちろんSE業界のすべてがしっかり土日休みをもらえるというわけではありません。
ただし細かい例外を挙げているとキリがないので、代表的な例外をいくつか挙げたいと思います。
システムの維持保守を担当するSE
システムエンジニアは大きく2種類に分けられます。
①顧客先の業務をシステム化、仕様変更する開発系のエンジニア
②開発が完了して顧客先にリリースされたシステムの運用・維持保守をするエンジニア
維持保守エンジニアは顧客にリリースされたシステムの定期メンテナンスや、システム障害(システムが動かなくなったなど)が発生した場合の対応をするエンジニアのことです。
システムの定期メンテナンスは、そのシステムがあまり使われていない時間帯に行われることが多いです。
これはシステムの種類によるのですが、基本的には土日の深夜にやることが多いです。
また、大体のシステムは顧客の業務が深く絡んでいることが多いので、システム障害が発生すると顧客の業務に致命的な支障をきたすので早急な復旧作業が必要になります。
そのためシステム障害が発生した場合、それが休日であろうと維持保守エンジニアは駆けつけて対処しなければいけません。
もちろん会社として完全週休2日制を取っていれば、土日で出勤した分は別の日に代休のような形で休みをもらうことができますが、”土日休み” という型からは外れるので例外としてご紹介しました。
金融系のシステムエンジニア
金融系のエンジニアというのは、銀行や証券会社を顧客先としているエンジニアのことです。
金融系のSEもまた土日休みの例外として挙げられます。
なぜなら金融系システムの開発や仕様変更をして、顧客先にリリースする際はシステム移行という作業をするために、顧客先のシステムを一時的に止める必要があるからです。
維持保守エンジニアが行うの定期メンテナンスと同じイメージですが、システムの停止も極力影響を最小限に留められる土日のタイミングで行います。
み○ほ銀行がよく「3連休中はATMが使用できません」といった告知を出しているのを見かけたことはありませんか?
あの裏でSEの人たちが一生懸命に作業しているということなのです。
とは言っても土日に出勤しなければならない機会はそんなに多くもなく、リリース時期以外は通常通り土日で休めるので、あまり深く心配する必要はないかもしれません。
私自身、この金融系エンジニアとして勤務しているのですがリリースのために土日出勤があったのは年に2回あるかないかくらいでした。
プロジェクトが忙しい
世間一般のイメージである「IT業界は忙しいことが多くて休日出勤が多い」というのは、あながち間違いでもありません。
「スケジュールが遅延している」「納期が厳しい」などの理由でやむを得ず土日に出勤をしなければならないケースもあります。
ですが実際にSEとして仕事をしている私から言うと、SEは常に忙しいわけではありません。
この辺りについては、私が別の記事で詳しくお話ししていますので、合わせてご覧ください。

時代的にも過度な労働はなくなりつつある
これは上司に聞いた話ですが、ひと昔前のIT業界は残業や徹夜・休日出勤は当たり前、自宅に仕事を持ち帰るなんてことが横行していました。
ただし今は働き方改革や36協定の厳格化などにより長時間勤務への対策が施され、少しずつではありながらもIT業界の働き方にも影響を及ぼしているようです。
私が所属している会社でも働き方改革により、社員の月間残業時間の減少や年間の休日数増加の傾向が出始めていました。
もちろん会社ごとに差異はありますが、よほどブラックな会社でない限りは今後も良い傾向に向かっていくのではないかなと個人的には思っています。
まとめ
IT業界(システムエンジニア)の休みに関するまとめは以下!
①基本的には完全週休2日制+祝日のカレンダー通りの休み
②年間休日は114~122日
③一部の職種には例外もある