
そろそろバイクのタイヤ交換したいけど、どのタイヤを選んだらいいかわからないなぁ・・。
ツーリングがメインだからそれに合ったタイヤが欲しいなぁ・・。

今は色んなメーカーから優れたツーリングタイヤがたくさん発売されているからね。
今回は僕がおすすめのツーリングタイヤを紹介するよ。
バイクのタイヤ交換について悩んでいる方は多いと思います。
ひとえにツーリングタイヤと言ってもその種類やメーカーもとても豊富で、極めつけにはタイヤの種類ごとに細かいグレードが存在します。
そのため明確に欲しいタイヤが決まっていない人はとても迷うこともあるかと思います。
私がおすすめしたいのは最近注目されているスポーツツーリングタイヤと呼ばれるタイヤです。(※詳細は後述)
今回はタイヤの有名メーカー各社から発売しているこの中から選べば間違いないというおすすめのスポーツツーリングタイヤをご紹介します。
「なんとなくツーリング用のタイヤが欲しいけど、具体的に何がいいのかはまだ決めてない・・」という方は、ぜひこの記事を見て自分が納得できるツーリング用タイヤを探してみてください。
ツーリングタイヤの特徴
ツーリングタイヤは名前の通り、街乗りや公道でのツーリングを目的に作られたタイヤのことです。
ツーリングタイヤは長距離走行やツーリング先での天候の急な変化に対応するために、「ライフの持ちがよい(摩耗しにくい)」「濡れた路面に強い」という特徴があります。
これに加えて、各メーカーによって「乗り味がやわらかい」「曲がりやすい」などの細かい違いが現れてきます。
トレンドはスポーツツーリングタイヤ
少し前までは、路面でのグリップ力とライフの持ちは以下のような二者択一の関係にありました。
しかし、最近は各メーカーの技術力向上によって高いグリップ力を保持しながらも摩耗しにくいという夢のようなタイヤが続々と発売されるようになりました。
それがツーリングタイヤの中のスポーツツーリングタイヤと呼ばれるタイヤです。
おすすめのスポーツツーリングタイヤ4選
「正直なところ、この中から選べば間違いはないと思います。」
と言えるような特におすすめしたいスポーツツーリングタイヤ4種類をピックアップしました。
ブリヂストン バトレックス SPORT TOURING T31
ブリヂストンから発売されている「バトラックス T31」です。
癖のないオールラウンダーなタイヤ
このタイヤの最大の特徴は、様々な路面状況に適応できるオールラウンダーを売りにしている点です。
・タイヤのサイド部の溝を多めにすることで、カーブ時の撥水性を高めて濡れた路面でのグリップ力を確保
・タイヤのセンター部は溝を少なめにすることで、ブレーキング時の制動距離を短く
・路面に対して溝の角度を調整することで、タイヤの表面と路面の接地面積を増やし、乾いた路面での応答性を向上
サイドとセンターの溝の使い分け
基本的にバイクはカーブで車体を傾けたときにスリップしやすく、車体を真っすぐにして直進している時はスリップしにくいですよね。
なので濡れた路面でバイクを傾けることに恐怖心を覚える人は特に多いと思います。
しかしこのタイヤはサイドの溝を多めにすることで、カーブで車体を傾けた時の撥水性を向上させて、濡れた路面でのスリップを防ぐことができます。
逆にスリップしにくい直進時に使われるタイヤのセンター部分は溝を少なくして、乾いた路面でのグリップ力とアクセル操作時の応答力を向上させています。
こんな人におすすめ
乗り手を選ばないオールマイティなタイヤなので、以下のような方におすすめです。
・バイクにあまり乗り慣れていない方
・癖の少ないタイヤがいいという方
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ピレリ エンジェルGT
ピレリから発売されている「エンジェルGT」です。
タイヤの表面に「GT」という文字が掘られているのが印象的です。
冬や早朝ツーリングなどの冷えた路面に強い
このタイヤの最大の特徴はタイヤの温まりが早く、スタートダッシュに強いという点です。
また、このタイヤは他メーカーのタイヤに比べて価格が比較的安いです。
価格が安価で、寿命も長いお財布にも優しいタイヤとも言えるでしょう。
・タイヤの温まりが早いため、寒い時期のツーリングに向いている
・摩耗時のハンドリング性能が低下しにくい
・マイルドな曲がり味
タイヤの温まりが早い
タイヤは通常、冷えている状態ではゴムが硬くなってしまいグリップ力が損なわれます。
そのため、山道などカーブの多い道を走る際は、事前に少しアスファルトの上を走りタイヤを温める必要がありますが、
冬場や早朝など気温が低い時期は路面の温度も低いため、タイヤが温まるのにとても時間がかかります。
しかしこのタイヤは走り出しからのタイヤの温まりが早いため、寒い時期でもタイヤの温まりを気にすることなくバイクを倒して曲がることができます。
摩耗時の性能低下に強い
当たり前ですが、タイヤというのは走っている内に摩耗して少しずつ形状が変わります。
そのため摩耗するにつれてグリップ力がなくなるのはもちろん、カーブで曲がりにくくなるなどハンドリングの性能が低下します。
これはあくまで私が色んなインプレ記事を読んだ上での見解ですが、このタイヤは摩耗時でもハンドリングが低下しにくく、タイヤの美味しい時期(安全に使える期間)が長いというインプレが多かったです。
マイルドな曲がり味
上の写真は同じスポーツツーリングタイヤに属するミシュランのロード5というタイヤと比較したものですが
エンジェルGTはタイヤの接地面(画像の赤線で示した部分)がとても丸っこくなっています。
そのためカーブではバイクの車体が「パタッと倒れる」よりは「ゴロっと転がる」というような曲がり味になります。
言い換えると、バイクに乗り慣れていなくとも乗り手の技量にタイヤが合わせてくれるような曲がり味ということです。
こんな人におすすめ
温まりやすい、安価なタイヤということで以下のような方におすすめです。
・冬場もよくツーリングをする方
・コストパフォーマンスを求める方
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メッツラー ロードテック01
メッツラーから発売している「ロードテック01」です。
フロントとリアでパターン(溝の形)が全く違うというのが印象的なタイヤです。
ツーリングタイヤらしからぬグリップ力
このタイヤの最大の特徴は、ツーリングタイヤとしての耐水性もさることながら、スポーツタイヤに退けを取らないグリップ力を持つ点です。
・溝を多くして表面のゴムをたわませることでドライでのグリップ感を確保
・溝が多いので撥水性も高くウェット路面にも強い
ドライ路面でも強いグリップ感
この記事のツーリングタイヤの写真を見くらべるとわかると思いますが、ロードテック01は他のツーリングタイヤに比べて溝が多いです。
そのため、カーブで車体を倒しこみタイヤに車重がかかった際にタイヤ表面のゴムが大きくたわみ、路面をガッチリと掴んだようにグリップします。
またツーリングタイヤは通常、ライフの持ちをよくするために硬めのゴムを使います。
しかし、このロードテック01は素手で触っても形を変えられるくらいやわらかいゴムを使っています。
このやわらかさがタイヤをたわませやすくする一つの要因でもあります。
溝の数で高い耐水性を発揮
ツーリングタイヤである以上、ドライ路面に強いだけではいけません。
しかし前述の通り、このタイヤは溝が多く撥水性が高いため、ウェット路面でのグリップ力も高いです。
オールラウンダーとして紹介した、バトレックス T31のドライグリップを向上させた版と思っていただけるといいと思います。
こんな人におすすめ
ツーリングタイヤと言いつつもドライ路面にも強いので以下のような方におすすめです。
・スポーツタイヤほどではないけどある程度スポーティな走りもしたい方
・ドライ路面にもウェット路面にも妥協したくない方
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Michelin ロード5
最後に紹介するのはミシュランから発売されている「ロード5」です。
今までのタイヤには見なかった珍しい溝のパターンが印象的です。
耐水性において最強
このタイヤの最大の特徴はツーリングタイヤの中でトップクラスの耐水性を持っている点です。
・クロスサイプテクノロジーによってタイヤが摩耗しても撥水性能が劣化しない
・スポーツタイヤと同等のグリップ力を発揮しつつもロングライフを実現
タイヤが摩耗しても撥水性能が劣化しない
ツーリングタイヤは溝が多く、耐水性が強いと散々言ってきましたがその中でもロード5の撥水性は群を抜いて優秀です。
なぜならロード5はミシュラン独自の技術によってある程度距離を走ってタイヤが摩耗した後でも撥水性能を維持できる機構が備わっているからです。
ロード5の一つ前のモデルであるロード4というタイヤについて、ミシュランは公式で「うちのタイヤはどのメーカーよりもウェットに強い」と発言していました。
しかしこのロード5は5000km走行した後でもそのロード4の新品と同等の撥水性能があると言われているくらいウェット路面に強いです。
まさに耐水性において最強です。
ロングライフなスポーツタイヤ
ミシュランにはもう一つ「2CT+」という独自の技術があります。これは2コンパウンドテクノロジーと言ってタイヤのセンターとサイドで違う研磨剤を使う技術です。
具体的には以下のような形で研磨剤を使い分けています。
「よく使うタイヤのセンター部は摩耗しにくい硬い研磨剤」
「カーブで車体を倒す時に使うタイヤのサイド部はグリップ力の高い柔らかい研磨剤」
そしてなんとサイドの研磨剤は同じミシュランが作っているパイロットパワーRSと同じものを使用しているようです。
まさに「摩耗しにくいスポーツタイヤ」です。
こんな人におすすめ
ロード5はツーリングタイヤの中でも最強クラスの耐水性を誇り、かつスポーツタイヤと同等のグリップ力を発揮しながらもロングライフという事実上欠点のないとんでもないタイヤです。
#個人的にはロードテック01の上位互換だと思っています。
以下のような人におすすめです。
・濡れた路面を走ることに抵抗や恐怖心がある人
・スポーツタイヤを履くほどではないが、ある程度スポーティな走りをしたい人
ちなみにこのロード5は私も愛用していて、次交換するときもロード5にしようかなーなんて考えています。
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まとめ
今回ご紹介したスポーツツーリングタイヤについてまとめました。
①ブリヂストン バトレックス T31
→癖の少ないオールラウンダーなタイヤ
②ピレリ エンジェルGT
→温まりの早い、寒い時期に向いているタイヤ
③メッツラー ロードテック01
→ウェット路面とドライ路面の両方に強いタイヤ
④ミシュラン ロード5
→最強クラスの耐水性とドライグリップ力、ロングライフを兼ね備える事実上欠点のないタイヤ
もちろんタイヤによって価格も変わってきます。
お財布とも相談しつつ、あなたが求めている性能と照らし合わせてみて納得のいくタイヤを探してみてくださいね!
もっとタイヤのおすすめも見たいという方には・・
下記の記事ではここでは紹介していないタイヤについてご紹介しています。
「この記事に載ってたタイヤは微妙だったな・・」という方は
下記の記事を見ていただけたら、あなたに合ったタイヤが見つかるかも?
